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ドイツから荷物を出してみる

23 7月

Hallo, Marinaです。ドイツの大学での授業とテストがすべて終了し、帰国に向けて慌ただしく過ごしております。
ついこの前来たと思ったらもう帰りの荷造り……。大変なこともたくさんあり、決して楽しいだけの生活ではありませんでしたが、とても充実していました。

まあ、1年近く生活していたら当然持ち物も増えるわけで。
本屋大好きな私はついつい沢山本やDVDを買ってしまい、スーツケースに荷物をおさめるのは不可能となってしまいました。やっぱり辞書4冊以上+分厚目の本数冊買えばそうなる。だってドイツ語の本なんて日本じゃなかなか手に入らないんだもん。密林.deさんは送料の方が高いんだもん。

では、気合を入れて荷造りといきましょうか。
運送会社はいくつかありますが、一番利用しやすいのはDHLかと。最近までストライキ真っ最中でしたが、それ以外の時はわりとまともに届けてくれます。もちろんドイツ基準での「まとも」ですが。
DHLの荷物は郵便局から出すことが出来ます。他にもDHLマークのある場所(一部のスーパーやキオスクなど)なら取り扱っているはずです。

手順1:箱を用意します
箱はDHLの基準に沿っていれば大丈夫です。サイズを図るのが面倒、もしくは図る術のない人は郵便局で箱を買うことが出来ます。
DHL PACKSETというシリーズの箱で、サイズはS、M、Lがあります。Sは相当小さいのであまり使う機会はほぼないと思います。
試しにMとLの箱を比べてみました。
Featured image正面から。

Featured image上から見るとこんな感じ。

Featured image奥行きもLとMでは大違い。

大は小を兼ねる、ということで、迷った場合はLの箱を買うことをおすすめします。結構大きいので充分物は入ります。私の場合は本が1箱に収まらなかったのでMとL一つずつ買いましたが……。

ちなみに値段はMが1.99ユーロ、Lが2.99ユーロでした。(2015年7月現在)
さて、箱が手に入ったら荷物を詰め込み、次は伝票を記入しましょう。

手順2:伝票記入
伝票は郵便局で無料でもらえます。大抵壁際のフリーペーパーに紛れて置いてあるので持ち帰り放題。
書き損じた時のことを考えて2,3枚もらって来るといいと思います。
必ず WELT と表示のある国際郵送用の伝票をもらってきてください。

そして気になる伝票の内容がこちら。
Featured imageクリックで拡大するはず。

大体は画像に記入した通りの内容を書けばOKです。細かい点をいくつか解説していきます。

①受取人の氏名は自分の名前を書く。JAPANは大文字で大きめに書いておくと安心。

②荷物を無事に届けられなかった場合の荷物の処理方法です。上段のRücksendungは送り主の住所に送り返す、という意味。下のPreisgabeは廃棄処分です。好きな方を選べばいいと思いますが、帰国の際に荷物を送る、という場合はPreisgabeにしておきます。

③PREMIUMプランを利用するかどうか。利用すると届くのが早くなる、という内容のようですが、結局通常のプランとあまり変わらないようなのでチェックを入れなくても問題ありません。

④内容物の詳細を記入する欄です。出来る限り明確に書いておくと税関で開けられずに済む可能性が高くなります。横のチェック欄は荷物を送る目的です。Geschenk(送り物)、Dokumente(書類)、Warenrücksendung(商品の返送)、Sonstiges(その他)から選んでチェックを付けます。その他、にすると自分で記入しないといけないので、迷った時はGeschenkにしておけば大抵大丈夫です。
重さと値段の欄は適当でOK。ただし、送料が重さによって決まるので、合計量には気を付けましょう。(2kgまで、5kgまで、10kgまで、20kgまで、31.5kgまでという区分になっています)

⑤署名欄。小さくてよく忘れそうになる。日付の書き方は日本式でも大丈夫だと思います。画像はドイツ式の書き方(日、月、年の順)

箱に別送品(Unaccompanied Baggage)と記入しておくと税関から料金の請求が来なくなるそうです。まあ、書き忘れても大丈夫だとは思いますが念のため。

手順3:運送依頼
郵便局かDHLマークのある場所に荷物を持っていき、配送を依頼します。荷物の箱を自宅まで取りに来てくれるサービスもありますが、これには別途料金がかかるので私は利用したことがありません。
荷物と伝票をお店の人に渡し、日本に荷物を送りたいと伝えると手続きをしてくれます。場合によっては税関用にもう一枚伝票と同じ内容を別紙に書かされますが、伝票を丸写しするだけなので心配ご無用。
送料は日本に送る場合、ZONE 4の料金が適用されます。つまり一番高い料金。極東の国だから仕方ないとはいえ結構高いなあ……。

料金を払って手続きは終了。レシートは必ずもらいましょう。というのも、実はレシートにSendungsnummer(追跡番号)が記入されているからです。このページに追跡番号を入力すると、自分の荷物が今どの段階を踏んでいるのか確認することが出来ます。
そしてもう一つ。念のためEmpfangsland(受け取り国)の欄にJPと書かれているか確認しましょう。日本国内に入れば荷物は確実に届きますが、他の国に送られてしまったらもうどうしようもありません。

通常荷物は2週間ほどで到着するようですが、早い場合は1週間で着く場合もあるようです。
場所によっては税関まで荷物を取りにいかなければならない場合もあるので、帰国時に飛行機内で配られる免税カードに「別荘品あり」と記入するのをお忘れなく。
ちなみに私は2年前に語学研修でドイツに滞在した際も実家に荷物を送ったことがあるのですが、その時は普通の荷物と同じように実家に届いていました。

なかなか面倒な手順を踏まなければなりませんが、せっかくドイツで手に入れた諸々、やっぱり持って帰りたいですからね。次いつ来れるか分からないし……。
滞在も残り20日ほど。Lの箱はもう少し本を買ってから出しに行こうかな。

【今日のドイツ語】

Ich möchte nach Japan dieses Paket schicken. : 日本にこの荷物を出したいです。

発音を無理やりカタカナで書くと、イヒ メヒテ ナハ ヤーパン ディーゼス パケート シッケン
カタカナで書くと何かの呪文みたいだな……。とにかくこれをそのまま言えばお店の人に伝わるはずですので!


↓まだ書いてないネタがたくさんあるので帰国後も引き続き更新していく予定です。
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投稿者: : 23/07/2015 投稿先 日記 ~Marina~

 

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