Hallo, Marinaです。最近は暖かい日が続き、大学の敷地内も日光浴をしている学生の姿で溢れています。冬が厳しい分、春や夏に日差しを思いっきり楽しもうという気持ちが今ならよく分かる。花粉症がないということもあり、数年ぶりに平和な春を過ごしています。
そんなわけで、今回のテーマはドイツの春についてです。
個人的にドイツの春といえばweißer Spargel(ヴァイサーシュパーゲル:白アスパラ)のイメージ。実際に4月半ばごろからスーパーマーケットでも見かけるようになりました。春に店頭に並ぶのはドイツ産の白アスパラ。それ以外の時期に見かける白アスパラは輸入物です。
日本ではあまり馴染みのない白アスパラですが、ドイツでは春の代表的な野菜として親しまれています。スーパーでもらってきたフリーペーパーにも伝統的なドイツの春の味覚、と書いてありました。
地域によって呼び方が異なるのもドイツ語オタクには面白いところ。一応ドイツとオーストリアでは男性名詞(der Spargel)、ドイツ南部とスイスでは女性名詞と(die Spargel)なっています。ちなみに前者は複数形がdie Spargel、後者ではdie Spargelnとなります。
スタンダートな食べ方は茹でた白アスパラにSauce hollandaise(オランデーゼソース)、付け合わせに白アスパラ用ジャガイモという組み合わせ。
他にも生のままサラダにしたり(生だとエンドウ豆のような味がするらしい)、シュニッツェルや鮭と一緒に食べたりと、様々な食べ方があります。共通しているのは必ず皮をむくことだとか。
ずっと味が気になっていた白アスパラ、先日ようやく食べてきました!
Spargelgemüse(一口大の白アスパラをソースで和えたもの)とBratwurst(焼きソーセージ)。何故か上にイチゴが乗っている。
味は普通のアスパラより甘みが強く、食感もとても柔らかかったです。白アスパラ自体の味が淡泊なので、ソーセージとの相性も抜群。美味しかった。
白アスパラ料理は全体的に値段が高めですが、一度食べておいて損はないかと思います。
さて。花より団子とは言うものの、花も見ておきたいと思うのが日本人の性というもの。
ドイツの春の花と言えばイースター時期に見られるこの黄色い花。あまりいい写真がなくてすみません。
イースターの少し後には至る所で黄色い花が満開になり、気分も明るくなります。
数は少ないですが、桜も見ることができます。
開花時期は4月~5月ごろ。この写真は4月中旬に撮りました。サクランボ用の桜が多いです。色が白っぽい。
他にもビアガーデンがオープンしたりアイスクリーム片手にサングラスで街を歩く人の姿が増えたりと、春を感じられる点はたくさんあります。
ドイツの長く厳しい冬を乗り越えた後のこのご褒美、思いっきり満喫するぞ!
【今日のドイツ語】
Der Frühling ist da. : 春が来た!
直訳すると、「春がそこにいる」、となります。口に出して言ったことはありませんが……。