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カテゴリー別アーカイブ: 日記 ~Marina~

日本とドイツの年越しの違い

約半年ぶりの更新となってしまいました……。お久しぶりです、Marinaです。
帰国後勉強やら手続きやら色々としているうちに2015年も残り数時間となってしまいました。1年前はドイツで年越しだったなー、と思い返していたので久しぶりにブログを更新しようかと。

日本で年越しと言えば家族と一緒に鍋やすき焼きなど、ちょっといつもより贅沢なものを食べ、紅白歌合戦を見たり年越しそばを食べたりお寺に鐘突きに行ったりと、いつもより少し特別な感じで過ごすのではないでしょうか。ぱーっと盛り上がる、というよりのんびりした雰囲気。

しかしドイツの年越しはとても賑やか。……というか賑やかを通り越してやかましい。
大晦日はあちこちでパーティをしており、年越しの瞬間には花火を乱射します。

こんな感じで年越し用の花火がスーパーなどいろんな場所で売られています。
花火、というと聞こえはいいですが、実際は爆竹に近いです。光赤いし音すごいし。昨年は日本から遊びに来た友人を翌日に空港まで送っていかなければならなかったので早めに寝ていたのですが、花火の爆音で起こされました。友人は「テロ!?」と言って大層びっくりしておりました。
そして翌日、つまり元日の街の様子がひどい。花火や瓶のごみがあちこちに散乱しており、それを掃除する人もいない。1月3日くらいまでは街中が一年で一番汚くなるのではないかと思います。

やっぱり年末年始は日本で過ごすのがいいなあ、と今になって実感しています。
さてさて、今年も1年間、当ブログをご覧いただきありがとうございました。
来年も出来る限り更新していこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

【今日のドイツ語】

Einen guten Rutsch! : 良いお年を!

アイネン グーテン ルッチュ、と読みます。直訳すると、「よい滑り込みを!」となります。ドイツでは年を「越す」のではなく、新年に「滑り込む」という感覚らしいです。日本では受験生にあまり言わない方がいいかもしれませんね(笑)


↓もらい物の松坂牛でつくったすき焼きがおいしかった
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投稿者: : 31/12/2015 投稿先 Allgemein, 日記 ~Marina~

 

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ドイツから荷物を出してみる

Hallo, Marinaです。ドイツの大学での授業とテストがすべて終了し、帰国に向けて慌ただしく過ごしております。
ついこの前来たと思ったらもう帰りの荷造り……。大変なこともたくさんあり、決して楽しいだけの生活ではありませんでしたが、とても充実していました。

まあ、1年近く生活していたら当然持ち物も増えるわけで。
本屋大好きな私はついつい沢山本やDVDを買ってしまい、スーツケースに荷物をおさめるのは不可能となってしまいました。やっぱり辞書4冊以上+分厚目の本数冊買えばそうなる。だってドイツ語の本なんて日本じゃなかなか手に入らないんだもん。密林.deさんは送料の方が高いんだもん。

では、気合を入れて荷造りといきましょうか。
運送会社はいくつかありますが、一番利用しやすいのはDHLかと。最近までストライキ真っ最中でしたが、それ以外の時はわりとまともに届けてくれます。もちろんドイツ基準での「まとも」ですが。
DHLの荷物は郵便局から出すことが出来ます。他にもDHLマークのある場所(一部のスーパーやキオスクなど)なら取り扱っているはずです。

手順1:箱を用意します
箱はDHLの基準に沿っていれば大丈夫です。サイズを図るのが面倒、もしくは図る術のない人は郵便局で箱を買うことが出来ます。
DHL PACKSETというシリーズの箱で、サイズはS、M、Lがあります。Sは相当小さいのであまり使う機会はほぼないと思います。
試しにMとLの箱を比べてみました。
Featured image正面から。

Featured image上から見るとこんな感じ。

Featured image奥行きもLとMでは大違い。

大は小を兼ねる、ということで、迷った場合はLの箱を買うことをおすすめします。結構大きいので充分物は入ります。私の場合は本が1箱に収まらなかったのでMとL一つずつ買いましたが……。

ちなみに値段はMが1.99ユーロ、Lが2.99ユーロでした。(2015年7月現在)
さて、箱が手に入ったら荷物を詰め込み、次は伝票を記入しましょう。

手順2:伝票記入
伝票は郵便局で無料でもらえます。大抵壁際のフリーペーパーに紛れて置いてあるので持ち帰り放題。
書き損じた時のことを考えて2,3枚もらって来るといいと思います。
必ず WELT と表示のある国際郵送用の伝票をもらってきてください。

そして気になる伝票の内容がこちら。
Featured imageクリックで拡大するはず。

大体は画像に記入した通りの内容を書けばOKです。細かい点をいくつか解説していきます。

①受取人の氏名は自分の名前を書く。JAPANは大文字で大きめに書いておくと安心。

②荷物を無事に届けられなかった場合の荷物の処理方法です。上段のRücksendungは送り主の住所に送り返す、という意味。下のPreisgabeは廃棄処分です。好きな方を選べばいいと思いますが、帰国の際に荷物を送る、という場合はPreisgabeにしておきます。

③PREMIUMプランを利用するかどうか。利用すると届くのが早くなる、という内容のようですが、結局通常のプランとあまり変わらないようなのでチェックを入れなくても問題ありません。

④内容物の詳細を記入する欄です。出来る限り明確に書いておくと税関で開けられずに済む可能性が高くなります。横のチェック欄は荷物を送る目的です。Geschenk(送り物)、Dokumente(書類)、Warenrücksendung(商品の返送)、Sonstiges(その他)から選んでチェックを付けます。その他、にすると自分で記入しないといけないので、迷った時はGeschenkにしておけば大抵大丈夫です。
重さと値段の欄は適当でOK。ただし、送料が重さによって決まるので、合計量には気を付けましょう。(2kgまで、5kgまで、10kgまで、20kgまで、31.5kgまでという区分になっています)

⑤署名欄。小さくてよく忘れそうになる。日付の書き方は日本式でも大丈夫だと思います。画像はドイツ式の書き方(日、月、年の順)

箱に別送品(Unaccompanied Baggage)と記入しておくと税関から料金の請求が来なくなるそうです。まあ、書き忘れても大丈夫だとは思いますが念のため。

手順3:運送依頼
郵便局かDHLマークのある場所に荷物を持っていき、配送を依頼します。荷物の箱を自宅まで取りに来てくれるサービスもありますが、これには別途料金がかかるので私は利用したことがありません。
荷物と伝票をお店の人に渡し、日本に荷物を送りたいと伝えると手続きをしてくれます。場合によっては税関用にもう一枚伝票と同じ内容を別紙に書かされますが、伝票を丸写しするだけなので心配ご無用。
送料は日本に送る場合、ZONE 4の料金が適用されます。つまり一番高い料金。極東の国だから仕方ないとはいえ結構高いなあ……。

料金を払って手続きは終了。レシートは必ずもらいましょう。というのも、実はレシートにSendungsnummer(追跡番号)が記入されているからです。このページに追跡番号を入力すると、自分の荷物が今どの段階を踏んでいるのか確認することが出来ます。
そしてもう一つ。念のためEmpfangsland(受け取り国)の欄にJPと書かれているか確認しましょう。日本国内に入れば荷物は確実に届きますが、他の国に送られてしまったらもうどうしようもありません。

通常荷物は2週間ほどで到着するようですが、早い場合は1週間で着く場合もあるようです。
場所によっては税関まで荷物を取りにいかなければならない場合もあるので、帰国時に飛行機内で配られる免税カードに「別荘品あり」と記入するのをお忘れなく。
ちなみに私は2年前に語学研修でドイツに滞在した際も実家に荷物を送ったことがあるのですが、その時は普通の荷物と同じように実家に届いていました。

なかなか面倒な手順を踏まなければなりませんが、せっかくドイツで手に入れた諸々、やっぱり持って帰りたいですからね。次いつ来れるか分からないし……。
滞在も残り20日ほど。Lの箱はもう少し本を買ってから出しに行こうかな。

【今日のドイツ語】

Ich möchte nach Japan dieses Paket schicken. : 日本にこの荷物を出したいです。

発音を無理やりカタカナで書くと、イヒ メヒテ ナハ ヤーパン ディーゼス パケート シッケン
カタカナで書くと何かの呪文みたいだな……。とにかくこれをそのまま言えばお店の人に伝わるはずですので!


↓まだ書いてないネタがたくさんあるので帰国後も引き続き更新していく予定です。
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投稿者: : 23/07/2015 投稿先 日記 ~Marina~

 

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日本語再発見

Hallo, Marinaです。いよいよ留学期間も残り2か月を切り、毎日があっという間に過ぎていくのを少し寂しく思う今日この頃です。
光陰矢のごとしとはまさにこのことですね。

さて、かなり前の記事でドイツでイタリア語を学んでいると書きましたが、今回は母国語である日本語について。
日本人なのに今更日本語なんて勉強する必要ないのでは? とお思いかもしれませんが、実はこれがなかなか大切なことだったりします。

例えば日本語の「お疲れさま」という言葉。これについて皆さんはどう説明しますか?
「ありがとう」だったり、「仕事大変だったね」であったり、時には「さようなら」や「こんにちは」というニュアンスで使ったり。実に様々な意味が含まれているわけです。
ではこれを、日本語以外で説明できますか? 日本語を勉強している人の疑問に答えられますか?
もちろん簡単にはいきません。言葉の意味だけでなく、形容詞の活用や助詞などの文法的な規則を外国語で説明するのは至難の業。
では、どうしたらこれが出来るようになるのか。そこで私が思いついたのが、日本語の授業をうけること、だったというわけです。もちろん、単に日本語をどう教えているのか、どう習っているのかということに興味があった、という理由もありますが。前置き終わり。

私の留学している街では、大学生だけではなく社会人向けの日本語の授業も開講されています。
ドイツでは生涯学習として外国語を学んでいる人がかなり多いと感じます。学べる外国語の種類も多く、ほとんどの人が4か国語ほど話したり少し理解したりできます。その中で日本語を学ぶことを選んでくれたことが素直に嬉しいです。

そんなたくさんの外国語に触れたことのあるドイツ人が口をそろえて言う日本語の印象があります。
それが「日本語は勉強すればするほど難しくなる言葉」
大抵のヨーロッパ言語は文法事項などを初心者クラスで覚えて、中級以降はそれを実践する力を養っていきます。従って最初の頃は覚えなければならないことが多くて大変ですが、だんだん覚える規則が減り、簡単に感じられるようになります。
しかし日本語はその逆。最初は簡単ですが、文法規則は例外だらけで挙げればきりがないですし、漢字の読み書きも覚えなければいけません。
そもそも文字からしてひらがな・カタカナ・漢字と3種類もありますし、書き方も縦書きと横書きがある。半角スペースを入れないので単語の切れ目が分かりにくい。数え方も何種類もあり、対象によって異なる。人称なんて何パターンあるんだ、と、私が日本人じゃなければ絶対勉強しようと思わない言語。聞くところによると、日本語はアラビア語や中国語と並んで、世界で最も難解な言語のグループに振り分けられているとか。

では、授業内容を少しご紹介。クラスや教科書は一応ヨーロッパ基準に合わせてA1やA2という風に分けられています。言語レベルについてはKarinの記事参照。
初心者クラス(A1)ではまず簡単な挨拶を覚えるところから始まり、続いてひらがな、カタカナを勉強します。使っている教科書によりますが、自己紹介や好きな食べ物、家族の紹介、ファーストフード店での注文の仕方など、内容は中学英語の教科書に近いと思います。
一番特徴的だと感じたのは、ひらがなやカタカナにローマ字でふりがながふられていること。これのおかげで、初心者でも比較的スムーズに発音することが出来ます。
しかし発展クラス(A2)では、そのローマ字表記がなくなります。漢字の割合も増え、それだけで難易度がぐっと上がります。リスニングも複雑になり、スピードも上がり、日本人ながら少しえげつないと感じてしまいます。内容はA1クラスでやったものをさらに詳しくした、といった印象。季節や天気について説明したり、外国語の勉強経験や趣味について詳しく話したりと、A1より、やはり複雑になっています。
面白いと思ったのが、レベルに応じた内容や出てくるテーマの順番がイタリア語の授業とほぼ同じということ。ヨーロッパ基準に合わせている教科書なので当たり前と言えば当たり前ですが、何だか新鮮です。
詳しい教科書の内容については、こちらのサイトをご覧ください: MARUGOTO Plus

あとこれは授業とは関係ありませんが面白いサイトを見つけたのでご紹介。
日本語のいわゆる役割語について書かれています。アニメやマンガが好きな人におすすめです。
アニメ・マンガの日本語

日本語の先生のご厚意で毎回授業にお邪魔させてもらっているのですが、日本人である私の方が勉強になります。こんな規則があったのか、と毎回発見があります(笑)
ドイツ語と日本語を比較できるいい機会ですし、生徒さんの質問にドイツ語でどう答えれば良いのか考えることも多いので、ドイツ語の勉強にもなります。
何より、日本に興味を持っている人と知り合えたことがとても嬉しいです。
残りの授業はあとわずかですが、こうした貴重な時間を大切にしていきたいと思います。

【今日のドイツ語】

waagerecht : 横書きの
senkrecht : 縦書きの

日本人にはお馴染の書き方。ドイツ語では上記のように説明します。
ちなみに直訳はwaagerechtが「水平の」、senkrechtが「垂直の」です。ドイツ人に日本語を説明するときに使ってみて下さい。


↓試験勉強をそろそろ始めなければいけませんね……。
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投稿者: : 16/06/2015 投稿先 日記 ~Marina~

 

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ドイツの春の風物詩

Hallo, Marinaです。最近は暖かい日が続き、大学の敷地内も日光浴をしている学生の姿で溢れています。冬が厳しい分、春や夏に日差しを思いっきり楽しもうという気持ちが今ならよく分かる。花粉症がないということもあり、数年ぶりに平和な春を過ごしています。

そんなわけで、今回のテーマはドイツの春についてです。

個人的にドイツの春といえばweißer Spargel(ヴァイサーシュパーゲル:白アスパラ)のイメージ。実際に4月半ばごろからスーパーマーケットでも見かけるようになりました。春に店頭に並ぶのはドイツ産の白アスパラ。それ以外の時期に見かける白アスパラは輸入物です。
日本ではあまり馴染みのない白アスパラですが、ドイツでは春の代表的な野菜として親しまれています。スーパーでもらってきたフリーペーパーにも伝統的なドイツの春の味覚、と書いてありました。
地域によって呼び方が異なるのもドイツ語オタクには面白いところ。一応ドイツとオーストリアでは男性名詞(der Spargel)、ドイツ南部とスイスでは女性名詞と(die Spargel)なっています。ちなみに前者は複数形がdie Spargel、後者ではdie Spargelnとなります。

スタンダートな食べ方は茹でた白アスパラにSauce hollandaise(オランデーゼソース)、付け合わせに白アスパラ用ジャガイモという組み合わせ。
他にも生のままサラダにしたり(生だとエンドウ豆のような味がするらしい)、シュニッツェルや鮭と一緒に食べたりと、様々な食べ方があります。共通しているのは必ず皮をむくことだとか。
ずっと味が気になっていた白アスパラ、先日ようやく食べてきました!

Featured image

Spargelgemüse(一口大の白アスパラをソースで和えたもの)とBratwurst(焼きソーセージ)。何故か上にイチゴが乗っている。
味は普通のアスパラより甘みが強く、食感もとても柔らかかったです。白アスパラ自体の味が淡泊なので、ソーセージとの相性も抜群。美味しかった。
白アスパラ料理は全体的に値段が高めですが、一度食べておいて損はないかと思います。

さて。花より団子とは言うものの、花も見ておきたいと思うのが日本人の性というもの。
ドイツの春の花と言えばイースター時期に見られるこの黄色い花。あまりいい写真がなくてすみません。
Featured image

イースターの少し後には至る所で黄色い花が満開になり、気分も明るくなります。

数は少ないですが、桜も見ることができます。
Featured image
開花時期は4月~5月ごろ。この写真は4月中旬に撮りました。サクランボ用の桜が多いです。色が白っぽい。

他にもビアガーデンがオープンしたりアイスクリーム片手にサングラスで街を歩く人の姿が増えたりと、春を感じられる点はたくさんあります。
ドイツの長く厳しい冬を乗り越えた後のこのご褒美、思いっきり満喫するぞ!

【今日のドイツ語】
Der Frühling ist da. :  春が来た!

直訳すると、「春がそこにいる」、となります。口に出して言ったことはありませんが……。


↓過去記事にそろそろドイツ語訳を付けたいと思う今日この頃。
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投稿者: : 19/05/2015 投稿先 食レポ

 

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ちょっとマイナーなベルリン旅行記

Hallo, Marinaです。いよいよ夏学期が始まり、残りの留学期間が4か月を切ったことに焦りを感じる今日この頃です。

恐らく人生最長だった春休み。おかげで色んな場所に旅行に行けました。
今回はBerlin(ベルリン)旅行について書いていこうと思います。2015年3月9日から12日の、3泊4日の日程で行ってきました。
交通手段については前に書いたので省略。

初日の朝にバスに乗り、お昼頃に到着。
Berlinといえばドイツの首都ですが、日本人が抱くであろう首都のイメージとは全く違った都市でした。

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Berlin Hauptbahnhof(ベルリン中央駅)の様子。新しくできた駅だけあって大きくて現代的でした。
駅中には商業施設や飲食店が入っており、旅行者の強い味方。……というか、駅の中にしかお店がないと言うのが正直なところ。
ここから連邦議事堂までは歩いて10分ほどですが、他の観光名所やお店までは更に15分ほど歩かなければなりません。
駅の周辺はまだまだ開発途中といった印象。中央駅がこんな感じなので国際空港が未だに完成しないのも納得

(ちなみにこの中央駅周辺、毎週月曜日の夜には反イスラムのデモが行われています。【2015年4月現在】
月曜は早めにホテルに戻っていることをおすすめします)

東京の人ごみとは違い、のんびり散策できるのがBerlinの魅力のひとつ。

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Bundestag(連邦議会議事堂)の周りは広い公園になっており、芝生の上でくつろぐ人の姿が。この日は天気が良かったこともあり、春の日差しを存分に満喫できました。観光に疲れたらここで休憩してみるのも良いかもしれません。
近くにはガラス張りのKanzleramt(首相府)もあり、まさに連邦政府の中心部。しかしこの日はメルケルさんが不在だったためか(7年ぶりに日本訪問中)、警備員らしき人はあまり見当たりませんでした。屋上のドーム見学は予約が必要なので、今回は行っていません。

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翌日はBerlinから少し足をのばしてPotsdam(ポツダム)へ。
中央駅からSバーンで1時間ほど。切符はABCゾーン有効のものを購入しましょう。
お目当てはもちろんSchloss Sanssouci(サンスーシ宮殿)。前日の晴天はどこへやら、今にも雨が降り出しそうな肌寒い一日でした。(帰りはやっぱり雨に降られた)
ポツダム中央駅から宮殿へは徒歩で行くと結構遠かったです。まあ、道を間違えて大回りをしてしまった、というのもありますが……。
訪れたのが3月というのもあり、観光客の姿はまばら。有名なブドウの棚田も上の写真に見られるように撤去されていました。ここは夏に行った方が良さそうです。それでもやはり建物自体は魅力的。細かい装飾や鮮やかな黄色の壁など、外観だけでも楽しめました。
宮殿のあるサンスーシ庭園は敷地が広大で、一周するとかなり運動になります。
本当はポツダム会議の舞台となったSchloss Cecilienhof(ツェツィーリエンホーフ宮殿)も行きたかったのですが、サンスーシからは距離があるので行けませんでした。バスを使えばはしごできますが、そこはまあ、学生の貧乏旅行なので察してください。

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3日目はいよいよBrandenburger Tor(ブランデンブルク門)周辺を散策。ここから伸びるメインストリート、Unter den Lindenは日本人にはお馴染ですね。森鴎外の舞姫に登場するあれです。ウンテルデンリンデン← ちなみに通りの名前を直訳すると「菩提樹の下」です。その名の通り、両側には菩提樹が植えられています。

私が今回どうしても訪れたかったのがここ。
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DDR博物館。DDRとはDeutsche Demokratische Republik(ドイツ民主共和国)の略称です。つまり旧東ドイツ。
東西ドイツが統一されてからあらゆるものが西側文化に取って代わられたという話は、ドイツ好きなら一度は聞いたことがあるはず。日本でも有名な「グッバイ、レーニン!」という映画にも描かれています。しかし統一後しばらくして、東側の文化を懐かしく思う、ノスタルジーならぬオスタルジー(Ostalgie)に浸る人が多く見られるようになります。日本で言う、「古き良き時代」というやつに思いを馳せるのと似ていますね。
DDRの文化はそのうち旧西側の人の興味の対象となり、今では博物館まで作られています。それがこのDDR博物館。
個人的にDDRのちょっとシュールなデザインが好きなので、どうしても行ってみたかったのです。最近日本でも知名度が上がってきたAmpelmann(アンペルマン)も、もともとはDDRで使われていた信号機だったり。

館内はそれほど広くはありませんが、内容はかなり充実しています。
実物大トラバント(乗って運転シミュレーションができる)や、シュタージの盗聴室、一般的なDDRの家庭のキッチンやリビング、取調室や捕虜の部屋の再現といった大きな展示品から、実際に使われていた文房具や人形、書類といった細かなものまで、DDR文化が網羅されていました。
展示方法も自分で引き出しを開けたりタッチパネルを操作したり音声を聴いたりと、能動的に楽しめるようになっていました。展示品にどんどん手を触れて良いというのが嬉しい。もちろん手を触れてはいけないものもありますが。
Berlinには美術館や博物館がたくさんありますが、短時間で少し変わった博物館に行ってみたい人におすすめです。じっくり見ても2時間ほど。

博物館を満喫した後はここから10分ほど歩いた場所にあるDussmann(ドゥスマン)という大型書店で本を買い込み(苦笑)、チェックポイントチャーリーへ。

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かつて東西の境目だったこの場所も、今では自由に行き来できるようになりました。近くにマックがあるのが何とも言えない。
この場所の壁はほとんどが撤去され、道路になっています。
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壁の跡、お分かりでしょうか?

この近くには壁博物館もありますが、本屋に長居しすぎて時間が取れなかったので、広場の展示だけ見てきました。
Featured imageFeatured image
かつての壁の一部。
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断面からもその分厚さと頑丈さが分かると思います。
この壁に苦しめられてきた人がたくさんいたという事実を痛感させられる場所でした。今こうして歴史の一部として、そして観光名所の一つとして壁に触れられることに複雑な思いを抱かざるを得ませんでした。笑顔で壁と記念撮影をする観光客を不謹慎だと受け取るか、平和な時代の象徴として受け取るか。それは自分次第でしょう。私個人としては、壁を実際に目にすることで過去の事実を知り、考えるきっかけにしてほしいと思っています。

ブランデンブルク門まで戻った時点で少し時間があったので、もう一か所。
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ユダヤ人犠牲者記念碑。地下には展示室があります。2711本のコンクリートブロックが並んだ光景は、言葉には表せないような、静けさのようなものがあります。まるで時間が止まってしまったような、そんな感じ。
記念碑の上に座っている学生らしき人の姿が多かったのが気になりましたが……。
門からあまり離れていないので、実際に目にして頂けたらと思います。

さて、旅行もついに最終日。バス停を目指しながら最後の観光を。
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Kaiser-Wilhelm-Gedächtnis-Kirche(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)を見学。
写真左側の教会っぽい塔は展示室となっており、鮮やかなモザイク画の施された天井などを見ることができます。第2次世界大戦時に破壊されてしまったため、なんとか残った塔の部分がこうして保存されています。そのため、礼拝堂は右側の無機質な建物の方。しかし中に入ると外観からは想像できないような美しい礼拝堂が広がっています。今まで訪れたどの教会とも違う、現代的な、まるで異空間に迷い込んでしまったかのような独特な雰囲気は、ぜひ体感してほしいです。

そして教会の目の前の通り、Kantstraßeをまっすぐ行くと、個人的最終目的地であるこのお店に到着します。
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J-STOREという名前のこのお店。はい、いわゆるオタクショップです。自他ともに認めるアニメオタクである私は、ここは行かずにはいられなかった。
開店時間直後に入ったのですが、店内には既に何人かお客さんが。店員さんはおそらく中国人。
こじんまりとした店内には、アニメのDVDや漫画だけではなく、コスプレやキャラクターグッズ、更にはプリクラ台(わりと新しい機種)もあり、日本のサブカルチャーがぎゅっと詰まっていました。ちょっと懐かしい気持ちになります。
ちなみに隣は盆栽屋さんだったので、この辺りは日本関係のお店が多いのかな。

長々と書いてしまいましたが、Berlinは見所が本当に多いです。今回は3泊4日という余裕を持ったスケジュールだったにも拘わらず、行けなかった場所がたくさんありました。夏に時間が取れればもう一回くらいは行っておきたい。観光客にとってのメインストリートはUnter den Lindenですが、この辺りは物価も高め。むしろ動物園周辺の方が雑多な感じで賑わっていました。どことなく高田馬場っぽい。ただし人は少ない。
この記事がBerlin旅行のヒントになれば幸いです。

おまけ:Berlin名物といえば
Featured imageFeatured image
Currywurst(カリーヴルスト:カレーソーセージ)とDöner(デーナー:ケバブ)は食べるべき。
Imbiss(インビス:ドイツでいうファーストフード)は注文も手軽で値段もお手頃なので、特に学生におすすめです。

Featured image
AmpelmannとFernsehturm(テレビ塔)、大聖堂のあるこんな風景はまさにBerlinならでは。

【今日のドイツ語】

Hbf : 中央駅

Hauptbahnhof(ハウプトバーンホーフ:中央駅)の略です。読み方はHauptbahnhof。券売機や駅の看板ではほとんどHbfという表記が使われています。だって長いんだもん。それにしてもHbhじゃないのがドイツらしい。


↓ドイツで桜を見つける度にテンションが上がります。
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投稿者: : 18/04/2015 投稿先 日記 ~Marina~

 

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よく分からない野菜を食べてみた:Kohlrabi

Hallo, Marinaです。
昨日はオンラインでの授業登録があり、時間通りにログインしようとしたらサーバーダウンして何度も弾かれて疲れました。まあ、弾かれるのは予想通りでしたが。語学の授業はすぐに席が埋まってしまうので、履修登録は時間との勝負だったりします。今期もドイツ語とイタリア語登録したので頑張ります。日本語にも引き続き顔を出させてもらうつもり。

さて、最近食レポが続きますが今回もタイトルから分かる通り食べ物の話。ネタにしやすいとかそんなことはありませんよきっと
ドイツのスーパーでも色んな野菜が売られていますが、残念ながら日本人には馴染みのないものばかり。ついついいつもジャガイモや玉ねぎやニンジンといった日本でもよく見る野菜ばかり買ってしまいます。だって他の野菜は見た目からしてよく分からないんだもん。名前を見ても理解不能。辞書で名前を引いてもよく分からない。そうして今まで敬遠してきた野菜に挑戦してみよう、というコーナーです。恐らく何回かやります。

記念すべき初回はKohlrabi(コールラビ)という野菜を食べてみます。
名前くらいは聞いたことある方もいるかもしれませんね。見た目はこんな感じ。

Featured image

なんだろうこのラピ○タみたいな野菜。近所のスーパーでひとつ59セント也。
主に食べるのは下側の丸い部分だそうです。葉っぱは炒めたりすれば食べれるみたいですが今回は球根みたいな部分だけ食べます。

Featured image

この部分があまり大きすぎないものが美味しいそうです。私が買ったものは直径10センチくらい。
小さいですが意外とずっしりしています。
見た目は小さいキャベツみたいですが、中身は一体どうなっているのか……。
早速切ってみましょう。

Featured image

うん、白い。周りの緑がかっている部分は皮なので剥いてしまいます。茎や根に近い方は特に皮が固いので分厚めに剥きました。

ちなみにこのKohlrabi、名前からも分かる通りキャベツ(ラテン語でcaulis、ドイツ語でKohl)とカブ(rapum:ラテン語でカブの意味)を足して2で割ったような野菜です。(ドイツ語版Wiki参照)
下ごしらえをしているときは、キャベツというよりほとんどカブに近い印象を受けました。キャベツっぽかったのは見た目だけ。カブと同様、買ってきたら葉の部分はすぐに切り落とした方が長持ちするのだとか。

観察が終わったところで調理にとりかかります。ドイツでは一般的なこの野菜、どうやって食べられているのでしょうか。
そんな時に役立つのがこのサイト、Chefkoch(シェフコッホ:料理長)です。クックパッドのドイツ版といった感じでしょうか。
右上の検索バーにKohlrabiと入れてレシピを検索してみたところ、グラタンやサラダ、煮込み料理、炒めもの、と様々な料理に使われていることが分かります。意外と汎用性が高い。
その中で私が選んだのがこれ。Gebratener Kohlrabi
選んだ理由は簡単だから(苦笑)。あと、シンプルな料理なのでKohlrabi本来の味がよく分かると思ったので。
作り方をざっくり言うと、切ったKohlrabiに衣を付けてフライパンで焼く、これだけです。とっても簡単。味付けは塩コショウのみ。

そして出来上がったのがこちら。
Featured image

Kohlrabiは菜箸が刺さるくらいまで加熱すれば大丈夫です。
正直この時点ではパン粉の匂いしかしないので味の想像がつきません。
初めて食べるKohlrabi、いったいどんな味がするのかと恐る恐る一口。
あれ、意外と甘みがある。キャベツの芯に近い部分をじっくり加熱した時のような。しかもジャガイモみたいなほくほくした食感。でも芋よりは水分があります。
これは美味い。

Kohlrabiだけでも充分美味しいですが、ここで一工夫(?)
Featured image
ハムと一緒に食べると更に美味しい。(食べ始めてから思いついたので食べかけの写真ですみません……)

これは確かに色んな料理に使えそうですね。今度はポトフに入れてみようかな。
Kohlrabi、美味しくいただきました!

【今日のドイツ語】

Paniermehl : パン粉

ドイツのパン粉は粒が細かい。あと匂いがすごく香ばしい。日本でパン粉といえば食パンから作られたもので、粒が粗目のもの。しかしドイツではSemmel(ゼンメル)という固い丸パンから作られたものが主流です。そのため、匂いや食感も日本とはかなり違います。個人的にはドイツのパン粉の方が好きですね。


↓そろそろ白アスパラを食べてみたい。
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投稿者: : 09/04/2015 投稿先 食レポ

 

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お一人様のイースター

Frohe Ostern! Marinaです。

Featured image
昨日(4月5日)と今日4月6日はOstern(オスターン:イースター)でドイツは祝日でした。写真は毎週行っているコーラスの練習施設に飾ってあったOstereier(オスターアイアー:イースターエッグ)。
日本ではあまり馴染みがないOsternですが、ドイツではクリスマスと同じように大切な行事です。学生もOstenを祝うために実家に帰ってしまったので、今は寮にあまり人がいなかったり。

一人暮らしだとどうしてもこういう家族行事とは縁が遠くなってしまいがち。私もスーパーで売られているOsternのチョコやたまに見かけるOstereierを見て少しだけOsternっぽさを感じたくらい。
せっかくドイツにいるのにこれではもったいない! ということで一人でも楽しめるOsternを求めて街中を歩いてみました(苦笑)。
そこで見かけたのが様々な種類のパン。ドイツはパンの種類が豊富なことで知られていますが、Ostern用のパンもかなり充実していました。
私が実際に買って食べたものを紹介します。

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まずはスタンダートなものを。その名もOsterbrot(オスターブロート:イースターのパン)。おそらくOsternのパンの中で一番代表的なパン。
私が食べたのは小さ目の丸パンですが、パン屋さんではもっと大きなもの(全長30センチ近いもの)も売られていました。
生地にはナッツやドライフルーツが練りこまれており、食べ応え満点。ふわふわした生地とナッツの香ばしさや歯ごたえがたまりません。ドライフルーツの素朴な甘みも、くどくなくて美味しい。
砂糖でアイシングを施したタイプのものもあり、そちらはもう少し甘みがあると思います。

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こちらはOsterbrezel(オスターブレッツェル)。Brezelといえば固めでしょっぱい、ビールのおつまみといったイメージがありますが、Oster仕様のものは全く違いました。まず生地が違う。しっとりしたクロワッサン、という表現がしっくりくるような、どちらかと言えば菓子パンに近い甘みのある生地。砂糖のコーティングと、練りこまれた卵のクリームがさらに生地をしっとりさせています。一口かじると、口の中に優しい甘みとレモンの香りがふわっと広がります。これはかなり好きな味。

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Osternと言えばうさぎだろうと言うことで、こちらはうさぎの形のパン。Springenhasen(シュプリンゲンハーゼン:飛び跳ねるうさぎ)という名前で売られていたと思います。ホワイトチョコっぽいコーティングは表面のみ。裏側にはコーティングはありません。
パン自体は少しサクサクとした食感で、ヨーグルトっぽい風味がありました。カニパンを食べたときの食感に近いと思います。
甘みはOsterbrezelより控えめといった印象。ぺろっと食べてしまいました。

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もう一つうさぎのパンをご紹介。Hefeteighasen(ヘーフェタイクハーゼン:イースト生地のうさぎ)という名前のパン。
味は一般的なパンとほぼ同じ。目の部分はレーズン、白い粒は砂糖です。大きさはそれほど大きくないのですが、それでもかなりのボリュームがありました。しかしやはり美味しいので、気が付いたら食べ終わっていました。

他にもたくさんの種類のパンがありましたが、私が買い集めたものは以上です。
何せパン屋さんごとに違ったOsternのパンが置いてあるので、とても食べきれない。
1人で過ごすOsternは、ぜひパンの食べ比べに挑戦してはいかがですか?

まあそんなわけで自分なりにOsternを楽しんでみようと色々やってみたわけですが、やっぱり何か物足りない。
Ostersonntag(オスターゾンターク:イースターの日曜日)は友人とサッカー観戦に行っていたのでOsternらしさは何もなく。
ちょっと寂しいなーと思って帰宅すると玄関前にこんなものが。

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え、待って、これはOstrenの時に庭に隠して子供が見つけるというあのOsterkorb(オスターコルプ:イースターのカゴ)では!?
実はいつもお邪魔している日本語教室の生徒さんが旦那さんと一緒に作ってわざわざ持ってきて下さったのです。しかも”Frohe Ostern!”と書かれたメッセージカード付き。ありがとうございます。その時に限って不在で申し訳なかったです……。3月末の授業後に私がOsternの過ごし方について質問した時に、「じゃあ実際に見せてあげるよ」と言って下さったので差出人はカードを見なくてもすぐに分かりました。
それにしてもこれは本当に嬉しい。

ちなみにこの籠の中身は卵型のチョコレートとうさぎ型のチョコレート、青とオレンジのものはペイントされた本物の卵です。
草はなんと本物。
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土も入っているのでもしかして水をやれば育つのかな……?

おかげで忘れられない素敵なOsternを過ごすことができました。留学してからは特に、人の温かさに触れっぱなしです。

【今日のドイツ語】

Frohe Ostern! : イースターおめでとう!

読み方は「フローエ オスターン」。Osternは「春分後の最初の満月のあとの日曜日」(小学館『独和大辞典』電子版より)なので、毎年日付が変わります。来年2016年は3月37日だそうです。来年はみなさんもこの言葉を使ってお祝いしてみてはいかがでしょう?


↓長かった休暇もそろそろ終わり。明日は授業登録しないと。
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投稿者: : 07/04/2015 投稿先 食レポ

 

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物選びに迷った時は

こんにちは、Marinaです。
ドイツでは夏時間が始まりこれで日差しが有効活用できると思ったのも束の間、爆弾低気圧に見舞われて暴風やら雹やらに襲われています。それでも気温は高めなのでありがたいですが。

さあ、突然ですが問題です。
以下の3つの写真の共通点は何でしょう?

Featured imageFeatured imageFeatured image

 

さて、分かりましたか?

 

答えは、全部食品であること……ではなく、金色の丸いマークがついていることです。
ドイツに来たら一度は目にするであろうDLGと書かれたこのマーク、色は金・銀・銅の三種類あります。
一体何のマークなのか。最近ふと、このマークの本当の意味が気になったので調べてみました。

ぐぐってみたところ、これはDLG-prämiert(DLGプレミーアト)という品質基準のひとつのようです。
日本でもやたら見かけるモンドセレクションのドイツ国内版だと思ってもらえればイメージが沸くかと。

DLGの公式サイトによると、年間で30000もの製品をテストしているのだとか(食料品に限らない)。テストには、見た目や味、香り、材質だけではなく、科学、微生物学、物理学的の面からの分析も含まれており、かなり厳しそうな印象。だからこそ、このマークがついた商品の品質は信頼に値するのでしょうね。
テストの様子はこちらの動画で紹介されています。審査員が厳しい表情でこわい

金、銀、銅の評価基準はこんな感じ。(公式サイトより要約)

金:全てのテストで欠点が認められなかった製品。
銀:一つだけわずかな弱点があったが、他の全ての項目では欠点が認められなかった製品。
銅:いくつかのわずかな弱点、もしくは一つの明らかな弱点があったが、他の全ての項目では合格点に達した製品。

うん、これだけだとよく分からない。
要するに、金のマークが付いている製品は高品質だから安心して買ってね、という感じでしょうか。銀や銅もある一定の品質はあるけど金に比べたらちょっと劣る。とりあえずDLGの厳しいテストをクリアした、ということ自体が品質保証につながっている、と。

じゃあDLGマークのない商品は低品質なのか、というと、そうでもありません。
このテストは義務付けられていないため、ドイツの全ての製品がDLG基準に則って判断されているわけではないのです。
まあ、この辺はモンドセレクションも同じ。高品質を売りにしたい企業が製品を申請しなければ、テストは行われないわけで。
それでもついつい金のマークが付いてると、DLGのことを知らなくても何となく「良い製品」に見える。私もスーパーで物を選ぶときに「これは金のマークが付いてるからきっと美味しいんだろう」と、判断基準の一つにしていました。特に今まで買ったことのない製品(お菓子とかお菓子とかお菓子とか)に挑戦するときは頼りにしています。味の評価はドイツ人の味覚に委ねられているのでたまに日本人には「あれ?」と思う製品にも出会いますが……。

DLGが全て、というわけではありませんが、ドイツで物を選ぶときの参考にしてみて下さい。
念のため言っておきますが私はDLGの回し者ではありませんので悪しからず。

【今日のドイツ語】

googeln : ぐぐる

ドイツ語辞書の老舗DUDENにも載っているこの動詞、意味は日本語の「ぐぐる」と同じく、(グーグルで)検索すること。
ここ数年で広まった新しい言葉です。日本とドイツ、言葉は違えど、みんな発想は同じなんですね。


↓日本では新年度が始まりますね。皆様の新生活がいいスタートを切れますように!
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投稿者: : 01/04/2015 投稿先 日記 ~Marina~

 

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Rezept: Okonomiyaki

ドイツごで、にほんりょうりのつくりかたをしょうかいします。
(Doitsugo de nihonryouri no tsukurikata o syoukai shimasu.)

Hallo, ich bin Marina!
Ich stelle Ihnen ein Rezept von Okonomiyaki(おこのみやき).
Okonomiyaki ist wie Pfankuchen, aber aus Kohlen und Mehl. Das ist soooooo lecker!
Ich habe Okonomiyaki in Deuschland zwei Mal  für meinen Freundinnen gemacht. Eine koleanische Freundin hat mir das Rezept gefragt. Deshalb schreibe ich das in diesem Artikeln.

Okonomiyaki (2 Portionen)

*Teig
100g Mehl
1 Ei
120ml Wasser(Wenn Sie Jamswurzel haben, brauchen Sie 20ml weniger Wasser.)
4g Brühe(Bonito oder Konbu)
200g Kohle
100g Schweinefleisch(dünne Fleisch ist am besten)
Öl
(10cm Jamswurzel)(Wenn du sie hat, Können Sie besser Okonomiyaki machen!)

1. Kohle ca. 1cm schneiden.
Schwinefleisch ca. 3cm(Eigentlich es ist egal, wie groß sie sind.) schneiden.
2. Kohle und Schweinefleisch in eine große Schüssel geben.
Mehl auch dort nach und nach zugeben.
Und sie rühren.
3. Brühe mit Wasser verrühren.
(Jamswurzel pürieren. wie dieses Video)
4. Ei (, Jamswurzel) und Wasser mit Brühe in den Teig(Nr. 2) mischen.
5. Öl in die Pfanne geben und bisschen erhitzen.
6. Den Teig darin von beiden Seiten braten.(nicht drücken!)

*Soße (Ich habe dieses Rezept ins Deutsch übergesetzt.)
18g Worcestersoße
15g Ketchup
1.5g Zucker
7g Austernsoße

1. Alle Gewürze mischen und rühren.
2. Sie in der Mikrowelle bisschen erhitzen.

Guten Appetit!!

Featured image

*Dieses Video ist bisschen anders als Meine Rezept.
Aber gibt es viele Tipp wie man Okonomiyaki macht 🙂
https://www.youtube.com/watch?v=XP60_zgkkkY (Japanisch)
https://www.youtube.com/watch?v=0CWUS8iY2h8 (Englisch)

【Japanisch des Tages】

いただきます(Itadakimasu)

Japaner sagen いただきます vor dem Essen. Das bedeutet “Ich danke den Nahrungsmitteln und den Leuten, die diese Lebensmitteln angebaurt haben und dieses Essen gekocht haben.”


↓Wir nehmen an den Rängen teil. Klicken Sie Bitte 🙂
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投稿者: : 29/03/2015 投稿先 Rezept (Japanisches Essen)

 

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Milchreisに挑戦してみた

Hallo! Marinaです。
突然ですが皆さん、Milchreis(ミルヒライス)ってご存知でしょうか?
直訳すると「牛乳米」。牛乳と米という組み合わせに大半の日本人は「えっ!?」と思ってしまうでしょう。給食の定番の組み合わせですが私は米を牛乳で流し込むのはNG派でした。給食では、まず牛乳を飲み切ってからおかずやご飯を食べていましたとも。……っと、いけない、ついつい話がそれてしまった。

牛乳と米。これを一緒にしてしまった食べ物がMilchreisです。
知人曰く「米への冒涜」との悪名高いこのMilchreisに、初挑戦してみました。はい、今回は食レポです。
これだけは絶対に食べたくないと思っていましたが……。最近暖かくなってきて気分がうきうきしていた所為か、「ブログのネタにすればいいや」と気付けばスーパーのベルトコンベアーの上にMilchreisを置いていました。一体どうしてしまったんだ自分。

そんなこんなで買ってきたMilchreisがこちら。

Featured image

200g入りで29セント。安い。

ちなみにMilchreis、本来は温かい食べ物です。しかもデザートではなく主食扱いになることも。
流石にいきなり主食並の量を食べるつもりにはなれなかったので、味見のつもりで今回はこの冷たいデザート系Milchreisに挑戦。

チョコレート味、と書いてあったので中身もチョコレート色なんだろうな、と思って開封。

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あれ、真っ白。チョコレートどこ行った。
ヨーグルトみたいにどろどろした感じかと思いきや、意外にも中身はしっかりしていて若干弾力があります。ムースみたい。

では、早速一口目を……。
おそるおそるスプーンですくってみると、何ということでしょう。

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中からチョコ出てきた……!
しかも量が尋常じゃない。下半分がほとんどチョコレートソース。
最後だけ甘くなるのは嫌なので即混ぜました。最初の白さはもはや見る影もなく、全体がチョコレート色に。
さて、見た目がひと段落ついたところで味を確かめてみましょうか。

最初に思ったこと。
……これは米を入れる必要があったのだろうか。
味は思ったよりは不味くなく、甘いデザートとして普通に完食することができました。この前食べたクリームたっぷりチョコレートプリンに味が似てる……というかほとんど同じ味。
ただ、やはり違和感を感じるのが米。
芯が残っていて、柔らかさはあまりありません。米は日本米に近い、短くて丸い種類(Rundkorn Spitzenreis)なのですが、粘り気や日本米のような甘みはありません。さらっとしてる。
つまり米の味はなく、ただ固めの食感だけがある。
あくまで私的見解ですが、これは米を入れない方が美味しいと思います。
まあ、本当は温かくして主食にするものなので、米を入れないとボリュームが物足りないというのは分かりますが……。
しかしこんなに甘いものをよく主食にできるなあと思ってしまう、お米の国から来た日本人。

結論:食べきれないほど不味くはないが好んで食べたくなるほど美味しくもない

味が気になった方は、是非ドイツに来た際にお試しあれ。
味の感じ方は人によって違うので、この記事は参考程度にしておいてください。

Milchreisとして食べると日本人には受け入れがたいこのお米ですが、実は日本米と同じように炊いて食べればそれなりに美味しかったり。
米の形は日本米とほぼ同じですし、水加減も同じくらいでOK。そんなわけで、Milchreisのお米には日頃からお世話になってます。500g入りで45セントという破格の安さ。
もうひとつ、リゾット米(Riso Reis)も日本米の代わりにできます。しかも米の香りがあってMilchreisより美味しい。
もちろん日本米が一番ですが、ドイツでも米生活は可能です。主食は米派の方もご安心を。

【今日のドイツ語】

das Hauptnahrungsmittel : 主食

辞書を引いても意外と出てこない「主食」のドイツ語訳。ドイツ語ウィキのReisをざっと読んでみたところ、Hauptnahrungsmittel(ハウプトナールングスミッテル)と書いてありました。hauptは「主要な」、Nahrungsmittelは「食品」という意味。もっと分解するとNahrungは「栄養」、Mittelは「手段」です。
ドイツの主食と言えばジャガイモ、パン、パスタ。特にパンはかなり種類が多く、歯ごたえがあって美味しいです。


↓ドイツは今日から暦の上では春。日食中は気温がぐっと下がりましたけどね。
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2件のコメント

投稿者: : 21/03/2015 投稿先 食レポ

 

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